寺院について
鴻巣市北部の住宅街に位置し、静かな環境でゆっくりとお参りしていただけるお寺です。
宝持寺は、今より約一千年前に渡辺綱が、祖父(箕田源氏の祖源仕)父(源宛)の菩提を弔う為に建立したと伝えられています。渡辺綱は源頼光に仕えた四天王随一と云われ、大江山の酒呑童子退治や京の一条戻橋では、付近に出没する鬼婆の腕を切り落とした事で有名な武将で、渡辺氏を名乗り嵯峨源氏一統の総領となりその名を残した人物です。
その後、東松山市永福寺の第二代住職壑芸玄巨大和尚により永正年間(1504-20年)に曹洞宗寺院として中興、慶安年間(1648-1651)には江戸幕府より寺領5石の御朱印状を拝領しました。平成15年に本堂を一新しています。
住職あいさつ
お寺は亡くなってからではなく、生きているうちに行き現世利益を感得する「ところ」として存在します。人が集い、仏事供養のみならず、仏式結婚式の式場となることもあれば、人々の幸せを祈願する場、心の拠り所でもあります。
このお寺は、誰にでも開かれた寺として、いつでも門は開けてあります。地域社会の中で身近なお寺として親しみを感じていただけるように努力していきたいと考えております。
幸いにも、最近境内整備が進み、伽藍および庭園も含めそれらを見学等に来る方が大変増えてまいりました。
このホームページが、皆様と当寺との架け橋になることを祈念して、ご挨拶とさせていただきます。